いつもお世話になっております。孫平です。
みなさんの中には、人間関係に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
かのアドラーは、人間の悩みは全て人間関係から生まれると言っていますから、人間関係に悩みがない人はおそらくいないと思います。
みなさんが普段人付き合いをする中で、その人の好みからおおよその性格が分かったら、少しは適切な付き合い方ができる助けになるのではないでしょうか?
フランスのグルノーブル・アルプ大学のローレント・ベイグは、その人の性格が、あるものの好みにも反映されるのではないかと予想しました。
男性的な人は、〇〇な味が好き
ベイグは、参加者にマッシュポテトを食べてもらう実験を行いました。
ポテトの横には、タバスコと塩が置いてあり、参加者はそれを好きなだけかけてもよいことになっていた。
また、参加者たちの唾液も採取し、テストステロン値(男性ホルモン)を測定した。
その結果、テストステロン値の高い人ほど、タバスコを多く使用することがわかった。
ちなみに、塩の使用量とテストステロン値には相関関係はありませんでした。
つまり、辛いものが好きな人ほど、テストステロン(男性ホルモン)が多い=男性的な性格をしている、ということが言えそうなのです。
テストステロン値が高い人の特徴
テストステロン値が高い人、つまりより男性的な人には、以下のような特徴があると言われています。
①競争的
②自己主張が強い
③共感性が少ない
④攻撃的
⑤ギャンブルが好き
こう見ると、あまり好ましい特徴に思えないかもしれませんが、社会で成功している人にはこのような特徴を持っている人が多いことも事実です。
家庭の中では少々厄介者かもしれませんが、仕事をする上では非常に優秀だと言えるのです。
ちなみに、これは「男性的な性格の人」であって、その中には当然「男性的な性格の女性」も存在します。
このような人と付き合うときは、相手を一段上に持ち上げたり、話をよく聞いてあげたり、相手の土俵で戦わないようにすると良いでしょう。
また、かなりハッキリしている性格なため、曖昧な表現を避けたり、結論をしっかり主張したり、場合によってはバチバチ議論を交わす方が逆に好かれることもあるでしょう。
日常生活に活かす
プライベートでも仕事でも、相手と食事をする機会はとても多いと思います。
そのときに、辛いメニュー(例えば辛い料理の他に、辛口のカレー、辛口のラーメンなど)を注文する頻度が多かったり、料理に辛い薬味(七味唐辛子、胡椒、山椒、わさび、タバスコなど)をたくさん振りかけるかどうかをチェックしてみて下さい。
もし、定期的に食事を共にすることがない人で、辛いメニューを選んだり、辛い薬味を使っていたら、「辛いものが好きなのか?」「外食のときはいつも辛いものを注文しているのか?」と聞いてみればいいでしょう。
「パワーランチ」というビジネス上の戦略があるように、食事のとき人間は開放的な気分になるため、本音を話しやすいのです。(ランチョンテクニックとも言います。)
そのため、一緒に食事をしている時点で、辛いものが好きか?という質問をしたとしても何の問題もないでしょう。
逆に、相手にそうした内面を自己開示させることによって、勝手に相手がみなさんのことを好きになってくれる可能性も高まりますので、一石何鳥にもなるはずです。
その先で深い話ができて初めて、その人の本当の人となりが見えてくるのだと思います。
「辛いものチェック」は、そのためのきっかけに過ぎないんですね。
とはいえ、相手が辛いものが好きかどうかを確認するだけでも、男性的な性格かそうでないかをだいたい見極められるので、是非試してみて下さい。
それではまたお会いしましょう。
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